帰国の途についたウクライナのゼレンスキー大統領は、機内で動画メッセージを公開しG7での手応えを語りました。

G7やグローバルサウスの首脳と会談したゼレンスキー大統領は、およそ30時間の広島滞在を終え、昨夜、帰国の途につきました。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「非常に重要な週を終えようとしている。猛烈だった。ウクライナにとって大切な点ひとつひとつについて、世界の多数派と理解をともにしている」「名誉ある参加者としてG7に出席した。ウクライナが主要な話題となり、ウクライナ人に特別な敬意が払われた。私はG7に感謝している」

また広島での原爆資料館訪問などについて、「非常に重要な式典と演説が行われた」としています。

キーウでは、評価とともに継続的な支援への期待の声が聞かれました。

キーウ市民「復興に一番必要なのは我々の勝利。西側のパートナーが（我々の勝利を）信じて支援を続けてくれることが重要だ」

G7のさなか、ロシアは、攻防が続いていたウクライナ東部のバフムトを制圧したと発表しました。

ウクライナ側は否定していて、陸軍の司令官は21日、「戦術的包囲に向けてバフムト周辺を前進している」とSNSでコメントし、前線とされる映像を公開しています。