「ボイジャー2号」通信遮断 信号送信のミスで 1977年打ち上げ
木星より外側の惑星などを探査するために1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機「ボイジャー2号」との通信が、信号送信のミスで遮断されたことがわかりました。
NASA=アメリカ航空宇宙局は、無人宇宙探査機「ボイジャー2号」との通信が遮断されたと、発表しました。
先月21日、「ボイジャー2号」に送信した信号に誤りがあり、アンテナが地球から離れた方向に向いたためだということです。
「ボイジャー2号」は、1977年8月に打ち上げられ、木星、土星、天王星の探査を行い、1989年に海王星を撮影したあと太陽系を離脱し、地球からおよそ200億キロ離れた場所からデータを送り続けていました。
NASAによりますと、「ボイジャー2号」のアンテナの向きは10月15日にリセットされる予定で、その後、通信は再開される見込みだとしています。