米主導の新たな経済圏構想IPEF 初の閣僚級会合 パリで開催
アメリカが主導する新たな経済圏構想、IPEF=インド太平洋経済枠組みの非公式閣僚級会合が11日、フランスのパリで開かれました。
先月、バイデン大統領が日本を訪問した際に立ち上げを表明したIPEFは、中国への対抗を念頭に置いた新たな経済圏構想で、11日にパリで開かれた非公式閣僚級会合には、アメリカ、日本、韓国、インドなど創設メンバーとなる14か国がそろって参加しました。
OECD=経済協力開発機構の閣僚理事会に合わせて開かれたもので、IPEFとしての閣僚級会合は初めてです。
主催したアメリカ通商代表部のタイ代表は、「高水準で包括的、自由かつ公正な貿易枠組みを構築したい」と呼びかけました。
IPEFは、デジタル経済を含む貿易、サプライチェーン、脱炭素など4つの分野で連携を強化する新たな経済枠組みで、夏に正式な閣僚級会合を開いて協議を始めることにしています。