冷戦終結後“最大”の身柄交換 バイデン大統領らロシアから釈放の3人を出迎え
ロシアとアメリカの間で冷戦終結後、最大とされる身柄交換で釈放されたアメリカ人3人が帰国し、バイデン大統領とハリス副大統領が出迎えました。
元アメリカ海兵隊員のウィラン氏や、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者、ゲルシュコビッチ氏らは1日、ワシントン郊外の空軍基地に到着しました。
バイデン大統領とハリス副大統領が出迎え、抱擁をかわして帰国を喜びました。ハリス氏は、「バイデン大統領が外交にたけているという重要な証拠だ」とした上で「同盟国の重要性を理解しているからこそ実現できた」と述べました。
アメリカメディアは、ハリス氏がトランプ氏と対決する大統領選が迫るなか、バイデン政権としての外交的な成果をアピールする機会となったと伝えています。
一方、ロシア人の受刑者8人も釈放され、プーチン大統領自ら空港で帰国を出迎えました。プーチン氏は、一人一人と抱擁をかわし、「祖国は一瞬たりとも、皆さんのことを忘れてはいない」などと声をかけ、国として表彰すると述べたということです。