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ウクライナ東部で強制排除を再開 死者も

2014年4月25日 0:49

 親ロシア派による警察署などの建物占拠が続くウクライナ東部で24日、暫定政権が強制排除作戦を再開した。

 ウクライナ保安局は24日、市庁舎などが占拠されている東部の都市・スラビャンスクの近郊で、親ロシア派の武装勢力が設置していた検問所3か所を警察と軍が破壊したと発表した。武装勢力側に最大5人の死者が出ている。

 また、マリウポリでも、武装した数十人が親ロシア派に占拠された市庁舎を解放し、その後、ウクライナ警察が現場に展開したと暫定政権は発表している。

 一方、作戦再開後、ロシアのプーチン大統領は、「国民に対して軍を使うのは深刻な犯罪であり、暫定政権は報いを受けるだろう」と強くけん制した。またショイグ国防相は、ウクライナとの国境付近でロシア軍が演習を開始したと明らかにしていて、緊張が高まっている。