北京五輪“悪質”商標登録400件以上
中国当局は14日、北京冬季オリンピックに絡んで大会マスコットに似た名前を申請するなど悪質な商標登録が400件以上あったとして登録取り消しなどの措置を行ったと発表しました。
中国当局によりますと、大会マスコットの「ビンドゥンドゥン」や金メダルを獲得したスキーの谷愛凌選手の名前などオリンピックに便乗した商標登録の申請は429件にのぼり、全て却下したということです。また、「ビンドゥンドゥン」の名前を1文字だけかえた商標など43件の申請が通ってしまっていたものの、これらについても無効にしたとしています。
さらに「ビンドゥンドゥン」などのニセモノを製造販売した容疑者1人が立件され、すでに懲役1年などの判決が言い渡されたということです。
中国当局は「中国の知的財産保護に関するイメージを損なうものだ」として取り締まりを強化する考えを示しています。
中国としては、オリンピックを契機に知的財産の保護に積極的な姿勢をアピールする狙いがあります。