アメリカで人気のラッパー、カニエ・ウエストさんの反ユダヤ的な発言をめぐり、スポーツ用品メーカー「アディダス」が契約を打ち切ったことがわかりました。

アディダスは25日、カニエ・ウエストさんとの約10年にわたるパートナー契約を解消し、カニエさんがプロデュースする製品の生産を終了すると発表しました。

カニエさんは自身のツイッターやインスタグラムで反ユダヤ的な投稿を繰り返し、アカウントに制限がかかるなどしています。

アディダスは「反ユダヤ主義やあらゆる種類のヘイトスピーチを許しておらず、カニエ氏の発言は憎悪に満ちた危険なもので、当社の価値観に反する」としています。

アディダスによると、契約解消により日本円で約370億円の減益になる可能性があるとしています。

カニエさんはすでにGAPやバレンシアガなどのアパレルブランドからも契約を打ち切られています。