“マイナンバーカード”機能がスマホに――どう変わる? 「住民票」「給付金申請」「住宅ローン契約」スムーズに
■マイナカードなしで…何ができる?
有働由美子キャスター
「2024年秋にも、マイナンバーカードに健康保険証が一本化されます。さらに来年5月11日にはカードなしで、スマホでいろいろなサービスを受けられるようになることが、13日発表されました。どう便利になるのでしょうか?」
小栗泉・日本テレビ解説委員
「スマホにマイナンバーカードの機能が入れば、電子証明書を使って本人確認ができるので、スマホ1つでコンビニで住民票の取得ができ、給付金の申請など行政手続きもオンライン上でできるようになります」
「民間のサービスも同様で、銀行口座の開設や住宅ローンの契約、携帯電話の申し込みなどもオンラインでよりスムーズに進められるということです」
「スマホに入れるためにはカードの取得が前提ですが、まずはアンドロイドのスマホで来年5月11日から開始される予定です。入れるかどうかは任意で、義務ではありません」
■「マイナポータル」ログイン不要に
有働キャスター
「オンラインの申請は、今でもできますよね?」
小栗委員
「できますが、今は『マイナポータル』というアプリへのログインが必要で、毎回パスワードを打ってマイナンバーカードにスマホをかざして読み取る必要があります。この作業が必要なくなり、スマホ1つでサービスが受けられるということです」
有働キャスター
「機種変更したらどうなるのか、と心配する方もいると思います」
小栗委員
「新しい機種にアプリをインストールすれば引き継ぐことができ、古い端末からは自動的に削除されるということです」
■スマホ苦手な人のケア、安全性は?
廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「国際的に見ると少し遅れている感がありますが、電子化が進むのはとても良いと思います。ご高齢でスマホを使えない方や、使いたくない方とどう向き合うのか、そして情報管理をどうするのか気になります」
小栗委員
「情報管理の点ですが、デジタル庁によると、もしスマホにロックをかけていなくても、電子証明書を使う時には必ず生体認証が求められるなど、セキュリティ面の対策も進めているということです」
有働キャスター
「(今回は)アンドロイドの話でしたが、河野デジタル大臣によるとiPhoneでも開発中で、日程が決まり次第お知らせするということです」
(10月13日『news zero』より)