スペースX インターネットサービスでのウクライナ支援、打ち切りを検討
アメリカの起業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」が、ウクライナで提供している衛星を使ったインターネットサービスについて、支援の打ち切りを検討していることがわかりました。
スペースXは今年2月のロシアによる侵攻開始直後から、ウクライナで衛星を使った高速のインターネット接続サービス「スターリンク」を無償提供してきました。
CNNテレビによりますと、スペースXは先月、アメリカ国防総省に対し、ウクライナへの資金提供を停止するとした上で、スターリンクを提供するための費用負担を求める書簡を送っていて、国防総省が負担しなければ支援は打ち切られる見通しだということです。
また、13日、マスク氏自身も「無期限に資金を提供することはできない」とSNSに投稿しています。マスク氏は、これまでにスペースXの負担が118億円にのぼり、年末までには148億円を超えるとの見通しを明らかにしています。