TVで“反戦”の女性、別の罪で約3万円の罰金
ロシアの国営テレビの生放送中に反戦のメッセージを掲げた女性について、ロシアの裁判所は15日、デモへの参加を呼びかけた罪でおよそ3万円の罰金を科しました。
ロシアの国営テレビのスタッフ、マリーナ・オフシャンニコワさんは14日、ニュース番組の生放送中に「プロパガンダを信じるな」などと反戦を訴えました。
オフシャンニコワさんはその後、ロシア当局に拘束され、15日にモスクワの裁判所に出廷しました。
弁護士によりますと、今回の裁判では、テレビで反戦を訴えたことではなく、それ以前にSNSでデモ参加を呼びかけていたことの罪を問われ、およそ3万円の罰金が科されたということです。
こうしたなか、フランスのマクロン大統領は15日、オフシャンニコワさんが亡命を希望した場合、受け入れたいとの考えを示しました。
マクロン大統領は、プーチン大統領との次回の電話会談でも直接伝えるとしています。