イギリス政府、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する期限を5年間先送り
イギリス政府は20日、温暖化対策を見直し、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する期限を2030年から2035年に延期すると発表しました。
イギリス政府は地球温暖化対策の一環として、2030年を目標にガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止するとしていましたが、スナク首相は20日の会見で禁止の期限を5年間先送りすると明言しました。
また、住宅向けの化石燃料を使った暖房器具の新規設置を禁じる期限も2035年まで延期します。
環境団体などからは温暖化対策を後退させるとして批判の声が上がっています。
スナク首相は国民の負担を減らすため、としていますが、来年にもおこなわれる総選挙を前に、物価高などの生活苦に悩む国民の支持をとりつける狙いがあるものとみられます。