仏の抗議活動、収束見通せず パリ五輪へ建設中のプールも燃える マクロン大統領が政府の緊急会議を開催へ
フランスで10代の少年が警官に射殺されたことをめぐり激しい抗議活動が続く中、マクロン大統領は、政府の緊急会議を開催します。
ロイター通信などによりますと、緊急会議は30日の午後に開かれるということです。抗議活動の収束が見通せない中、対応を協議するものとみられます。
一連の抗議デモは、27日、パリ郊外でアフリカ系の17歳の少年が検問中の警察官に撃たれて死亡したことを受けて、「人種差別だ」などとして行われているものです。
29日から翌日にかけては、パリで来年のオリンピックに向けて建設中のプールが激しく燃えたほか、パリ郊外では市の建物で火災が起きている様子がSNSに投稿されました。フランス当局は4万人態勢で警戒にあたり、あわせて667人を拘束したということです。