アメリカのトランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談の開催地はサウジアラビアになる可能性があると表明しました。

トランプ大統領は12日、ウクライナ情勢をめぐりプーチン大統領と電話で会談し、ロシアとウクライナで続く戦闘をめぐって、「大勢の死を止めたいという認識で一致」し、戦闘の終結に向け直ちに交渉を始めることで合意しました。

トランプ大統領「プーチン大統領は和平を望んでいると思う。ゼレンスキー大統領、そして私も同じだ」「おそらくサウジアラビアで初めて会うことになるでしょう」

電話会談後トランプ氏は、プーチン大統領とサウジアラビアで「遠くない将来」に会談する可能性に言及し、戦闘を「できるかぎり早急に終わらせるために全力を尽くす」と表明しました。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、電話会談は1時間半にわたって行われ、両首脳は「和平交渉を通じて長期的な解決が達成できる」という認識で一致していて、直接会談を行うことで合意したとしています。

また、トランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談を行いました。ゼレンスキー氏はSNSで和平の実現に向けて話し合い、安全保障や経済協力についても協議したとしています。