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ウクライナ東部“要衝”隣接する街にも砲撃や空爆 米供与の武器が現地に…ロシア側の反発必至

2022年6月24日 6:27

ウクライナ東部の完全掌握を狙うロシア軍は要衝セベロドネツクに攻勢を強めていますが、地元知事は川を挟んで隣接する街にも砲撃や空爆が続いていると明らかにしました。

ハイダイ知事「ロシアの狙いはウクライナ軍を 包囲することだ。リシチャンシクはまだ包囲されていない。占領されてはいない。市街戦も行われていない」

ルハンシク州のハイダイ知事はこのように述べつつも、「大規模な砲撃により絶え間ない攻撃にさらされていて、壊滅的な被害を受けている」と明らかにしました。

リシチャンシクをめぐってイギリス国防省は「ロシア軍が街の南側に前進している可能性が高い」と分析しています。その上で、「包囲を避けるためか一部のウクライナ軍が撤退したとする見方を示しています。

こうした中、ウクライナのレズニコフ国防相は、アメリカが供与を表明した「高機動ロケット砲システムハイマース」が現地に届いたとSNSで明らかにしました。

ロシアのプーチン大統領はこれまでにウクライナに長距離ミサイルが供与されれば、「ロシアはまだ攻撃していない対象を攻撃する」と警告していて、ロシア側が反発し、戦火が拡大する可能性もあります。