台湾東部沖を震源とする地震で、山間部の観光地・太魯閣峡谷に取り残されていた300人以上の人たちが下山し、孤立状態が解消しました。

台湾東部・花蓮にある観光地・太魯閣峡谷などでは、地震で道路が寸断し、一時は700人以上が孤立していました。

台湾当局によりますと6日、西側の台中市へとつながる道路が開通したほか、7日、東側の沿岸部につながる道路も新たに開通しました。午後までに被災者が取り残されていたホテルの管理にあたる従業員などを除き、300人以上が下山し、孤立状態が解消したということです。

救助された男性「落石が鉄砲の弾のように降ってきた。どこへ逃げれば良いか分からなかった」

この地震では13人が死亡し、現在も6人と連絡が取れていません。

こうした中、7日からトルコの救助隊が海外からの救助隊として初めて捜索に加わりました。

現場では今も地震が相次いでいて、地滑りなど二次被害が懸念される中、ドローンを使った捜索で支援にあたるということです。