台湾地震 山間部約350人の孤立状態、きょうにも解消へ
台湾東部で発生した地震で、山間部で寸断されていた道路の復旧が進み、7日にも取り残されていた人たちの孤立状態が解消する見通しとなりました。
台湾で3日に起きた大きな地震では、東部・花蓮にある観光地・太魯閣峡谷を中心に、落石などで道路が寸断された影響で一時は700人以上が孤立していました。6日、西側の台中市へとつながる道路の一部が開通して200人以上が救助され、6日夜の時点で取り残された人はおよそ350人となりました。
7日もシャトルバスなどを使った救助が行われるということで、台湾の消防当局は、7日にも孤立状態が解消する見通しを示しています。
一方、この地震では13人が死亡、1000人以上がケガをしていて、今も6人と連絡が取れていません。現地の天候は雨も予想されていて、救援隊は地滑りなど二次災害を警戒しながら、捜索を急ぐ方針です。