衛星ロケットとみられる光…約1分間確認 北朝鮮、黄海に向け何らかの飛翔体 中国・遼寧省から報告
韓国軍は北朝鮮が27日夜、黄海に向けて何らかの飛翔体を発射したと明らかにしました。北朝鮮と国境を接する中国・遼寧省から森葉月記者の報告です。
韓国軍は北朝鮮が27日夜、黄海に向けて何らかの飛翔体を発射したと明らかにしました。
こちらは北朝鮮との国境を接する中国・遼寧省の丹東市です。日本時間27日午後10時43分頃、赤みを帯びた光がまっすぐ垂直方向に上がっていく様子がはっきりと確認できました。
衛星ロケットとみられる光が上がっていくのが確認されたのは、北朝鮮のミサイル発射場がある東倉里の方向です。飛翔体とみられる光は最初、赤みがかっていましたが、徐々に黄色に変化しさらにスピードを速めて高度を上げていき、時間にしておよそ1分ほど確認できました。
私はそこから約50キロ離れた中国と北朝鮮の国境にいまして、画面奥にみえる川の対岸が北朝鮮になります。
発射が現地時間の午後9時40分すぎということもあり、周辺も暗く、こちらから見る限りいつもと変わらない平穏な様子です。
北朝鮮は人工衛星を27日午前0時から来月4日の間に打ち上げると通告していましたが、27日は風も吹いておらず視界も良好でした。
現地の天気予報では29日の昼以降、雲におおわれるとみられていて、こうした天候も考慮し早い段階での打ち上げに踏み切った可能性があります。
そして中国側の反応ですが、まだ発射から間もないこともあって、今のところ中国政府は公式の反応を示していません。