8日昼前、奈良県で選挙応援中の安倍元総理大臣が銃で撃たれ病院で死亡が確認されました。中国での受け止めを北京から伝えてもらいます。

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中国で安倍元総理は総理引退後の発言も度々報じられるなど最も有名な政治家の一人なので衝撃を持って受け止められています。

北京市民「驚きました。社会の混乱や銃撃事件は日本とは無縁だと思っていたので…」

また中国外務省は「安倍元総理は中国と日本の関係改善と発展に貢献してくれた」として哀悼のコメントを発表しました。

――安倍元総理は中国には強い姿勢で臨むこと多かったと思いますが中国政府は実際どう感じているんでしょうか？

中国も安倍元総理が保守派のリーダーだったことは十分意識しているので今後、日本の政界にあたえる影響を見極めようとしているとみられます。

中国国営メディアなど安倍元総理を振り返る記事で長い総理任期中に習近平国家主席と会談を重ね「日中関係の氷を溶かした」との評価も見られる一方、総理引退後も台湾への支援強化を訴えるなどして「軋轢を起こした」と負の評価も目立ちます。

また、岸田政権の外交方針にも発言力があったと見て今後、岸田政権の中国に対する外交姿勢に変化が生じるかもしれないとの専門家の分析も掲載しています。

一方、台湾の蔡英文総統は「国際社会は重要なリーダーを失っただけではなく、台湾も親友を失った」と追悼の声明を発表しました。

台湾からは安倍元総理のツイッターにも「あなたの台湾への友情を決して忘れません。」などと死を悼む投稿も相次ぎました。