「アルゼンチンのトランプ」ハビエル・ミレイ氏が新大統領に就任
南米アルゼンチンで10日、「アルゼンチンのトランプ」とも呼ばれる右派のハビエル・ミレイ氏が大統領に就任しました。
ミレイ新大統領は首都ブエノスアイレスで10日に行われた宣誓式の後、国民を前に演説を行い痛みを伴う改革を訴えました。
ミレイ新大統領音
「きょうアルゼンチンの新しい時代が始まります。長く悲しい衰退の歴史に終止符を打ち、祖国再建への道を歩み始めるのです」「結論としては調整(切り詰め) とショック療法以外に代替案はありません」
アルゼンチンでは、通貨安や干ばつなどの影響で急激なインフレが続き経済対策が急務となっています。
ミレイ新大統領は、中央銀行や通貨ペソを廃止してアメリカドルを法定通貨にすることなどをこれまで訴え、過激な主張から「アルゼンチンのトランプ」とも呼ばれています。
就任式には、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席しました。地元メディアによると、ゼレンスキー大統領は各国の首脳と会談し、ウクライナへの支持を訴えたということです。