ウクライナで11の州が攻撃受ける 11人死亡
ウクライナで26日、首都キーウを含む11の州がロシア軍の攻撃を受け、少なくとも11人が死亡しました。
ウクライナ国防省によると26日、ロシア軍がウクライナに向け59発のミサイルを発射しました。このうち47発は撃ち落とされたということですが、ウクライナ非常事態庁は、少なくとも11人が死亡、11人がけがをしたとしています。このほか、南部オデーサ州や中部ビンニツァ州など11の州が攻撃を受けました。
アメリカとドイツがウクライナに戦車を提供することを表明したことを受け、ロシアが大規模な攻撃を行った可能性もあります。
こうした中、国連の安全保障理事会では、平和構築に関する公開討論が開かれ、議長国の日本は、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「持続可能な平和の実現を安保理が主導すべきだ」と訴えました。
国連日本代表部・石兼公博大使「平和が容易に後退し、人道的状況が悪化するのを目の当たりにした。今こそ(国連加盟国の)英知を結集すべきときだ」
一方、ロシアは「安保理は、問題の解消に実質的な影響を与える立場にない」などと主張しました。