北朝鮮の弾道ミサイル、新型ICBMの可能性 韓国国防省が分析
韓国軍は北朝鮮が31日朝、日本海に向けて長距離弾道ミサイルを発射したと明らかにしました。
韓国軍によりますと、北朝鮮が31日午前7時10分ごろ、平壌周辺から日本海に向けて長距離弾道ミサイルを発射しました。およそ1000キロ飛び、日本海上に落下しました。
ミサイルは通常より高い角度で発射する、いわゆるロフテッド軌道で発射されたということです。
韓国国防省は固体燃料式の新型ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の試験発射が行われた可能性があると分析しています。
北朝鮮は去年12月も、金正恩総書記立ち会いのもと、新型ICBM「火星18」の試験発射を行っています。
韓国国防省は、この時よりも、さらに高い高度までミサイルが上昇したと明らかにしています。
韓国政府は、来週のアメリカ大統領選挙の前後に核ミサイル問題をめぐって、アメリカなどの関心を引き寄せるため、北朝鮮が挑発行為を行うと警戒していて、その矢先に発射が強行された形です。
最終更新日:2024年10月31日 11:16