旧ツイッター「X」のオーナー、イーロン・マスク氏は29日、反ユダヤ主義的な投稿に賛同したことについて謝罪した一方、広告を取りやめた企業について「消え失せろ」などと罵りました。

イーロン・マスク氏は今月15日、「ユダヤ人は自分たちに対してはやめてほしいと主張する憎悪を白人に推し進めてきた」というXの投稿に対し、「真実を述べている」と賛同していました。

これに対してホワイトハウスが憎悪を助長する行為だと厳しく非難したほかアメリカメディアがウォルト・ディズニーなどの企業が相次いでXでの広告を取りやめたと報じるなど波紋が広がっていました。

マスク氏は29日、ニューヨーク・タイムズ主催のイベントで反ユダヤ主義的な投稿に賛同したことについて「最も馬鹿げた行為の一つだった」と話したうえ、謝罪しました。

一方で広告を見合わせた企業に対しては、「広告を出さないなどと脅迫する企業なんて消え失せろ」と罵倒し激しく反発しています。