トルコ大統領選 現職と野党統一候補が接戦 両者とも得票率50%を超えるかどうかは微妙な情勢
トルコでは14日に大統領選挙が行われ、エルドアン大統領と、野党統一候補のクルチダルオール氏が接戦となっています。現地から中継です。
野党統一候補のクルチダルオール氏が率いる最大野党・共和人民党の党本部前に来ています。こちらでは、支持者が開票状況を見守っています。
トルコの大統領選挙は14日に投開票され、現在も開票作業が進められています。地元メディアの開票速報によりますと、エルドアン大統領と、野党統一候補のクルチダルオール氏が接戦となっています。
トルコでは、インフレが深刻化していることなどから、エルドアン大統領の経済対策に批判の声が上がっていました。さらに、今年2月に発生した南部での大地震への対応をめぐっても政府への不満が高まっていて、野党統一候補に政府に対する批判票が集中した形です。
ただ、両者ともに得票率が50%を超えるかどうかは微妙な情勢で、2週間後の28日に、エルドアン大統領とクルチダルオール氏による決選投票が行われる可能性もあります。
ウクライナ侵攻をめぐって、ロシアとウクライナ双方への交渉のパイプを持つことを自負していたエルドアン大統領が敗北する場合、国際情勢にも影響が出る可能性があり、世界各国から多くのメディアも集まり、開票状況を見守っています。