トルコ大統領選、議会総選挙の投開票 エルドアン大統領の再選が焦点
トルコでは14日、大統領選挙と議会の総選挙の投開票が行われます。エルドアン大統領が再選を果たせるのかが焦点で、暫定結果は日本時間の15日朝に発表される見通しです。
トルコの大統領選は、直近の世論調査で野党統一候補のクルチダルオール氏が、再選を目指すエルドアン大統領に対してリードを保っています。
インフレが深刻化する中、エルドアン大統領の経済政策に批判の声が高まっていて、野党統一候補に政権への批判票が集約された形です。
また、ことし2月に発生した南部での大地震への対応をめぐっても、いまだ多くの住民がテント生活を強いられるなど、復興の見通しが立っていないことから、被災者を中心に政権への不満が高まっていて、エルドアン大統領の再選に黄色信号がともっています。
一方、規定では得票率が50%を超える候補者がいなかった場合、28日に上位2人による決選投票が行われることになっています。
大統領選は即日開票され、日本時間15日朝には暫定の開票結果が発表される見通しです。