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「どうなってしまうのか…怖かった」LA大規模山火事 県出身の女性が避難の様子語る 山梨

2025年1月15日 19:16
「どうなってしまうのか…怖かった」LA大規模山火事 県出身の女性が避難の様子語る 山梨

 アメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事は14日、発生から1週間が経ちました。山梨県出身でロサンゼルス在住の女性が山梨放送の取材に応じ、避難の様子などを語りました。

 山火事はロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズで7日に発生。乾燥や強風の影響で延焼を続け、これまでに25人が死亡、1万2300棟以上の建物が焼失しました。

 山梨県出身で、約30年前からロサンゼルス州のラ・カニャーダ・フリントリッジに住む中曽根牧子さんです。

 中曽根さんの住居は複数の火災が発生し、ロサンゼルスで2番目に規模の大きい「イートン火災」の現場から10キロほどの場所にあります。軍の避難命令で3日間、家族3人で別の町のホテルに避難したということです。

アメリカ・ロサンゼルス在住 中曽根牧子さん
「明け方だったが、空が夜みたいに煙が真っ黒で、どうなってしまうんだろうと怖かった」

 現在は避難命令が解除され、自宅に戻ることができましたが、火災により家やオフィスを失った友人も多数いるといいます。発生から1週間が経っても被害の全容が見通せない中、中曽根さんはあらゆる災害はいつ起こるか分からないと、改めて警鐘を鳴らします。

アメリカ・ロサンゼルス在住 中曽根牧子さん
「どこにいても安全ではない。あすは我が身。火事、水害、地震、台風でもいつ来るか、自分が被害者になる可能性は必ずあると思わなくてはいけない」

最終更新日:2025年1月15日 19:27
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