偽造・変造対策を強化した新様式のパスポート導入に伴い、パスポートの交付にかかる期間が3月24日以降、従来の2倍となる2週間程度となります。仕事や旅行で海外渡航を予定している人は注意が必要です。

　3月24日の申請分から様式が変わるのは、パスポートの顔写真や名前などが記載された「顔写真ページ」です。偽造・変造対策の一環で、現行の紙に印刷する方式を改め、プラスチックの基盤にレーザーで印刷した上でICチップと一体化します。

　これによりセキュリティが大幅に強化される一方、パスポートの申請から交付にかかる期間が従来よりも大幅に長くなります。

県パスポート室 坂本久美 室長
「これまでは各都道府県においてパスポートを発行していたが、国で一括して印刷・作成することになるので、今まで1週間程度で交付していたものが、輸送などもあるので2週間くらいかかることになる」

　県パスポートセンターは渡航計画が決まった際は早めにパスポートの有効期限を確認し、時間に余裕がない人は3月24日より前に申請を終えるよう呼びかけています。