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【独自解説】ノルウェー王女・自称霊媒師の新婚夫妻がお騒がせ!「世界の注目浴びたハリー&メーガンを狙っている」称号を悪用・ネトフリと独占契約・実の親とバトル…批判殺到の内容とは―

2024年9月10日 7:30
【独自解説】ノルウェー王女・自称霊媒師の新婚夫妻がお騒がせ!「世界の注目浴びたハリー&メーガンを狙っている」称号を悪用・ネトフリと独占契約・実の親とバトル…批判殺到の内容とは―
マッタ・ルイーセ王女とデュレク・ベレット氏

 2024年8月31日、ノルウェー王室のマッタ・ルイーセ王女と米・ロサンゼルス出身の自称霊媒師(シャーマン)デュレク・ベレット氏が、ついに結婚。しかし、次々に批判が殺到し、まるで“お騒がせ”ヘンリー王子夫妻のようで…。王室ジャーナリスト・多賀幹子さんの解説です。

■ノルウェー王室を騒がせた『天使と交信する王女』と『自称霊媒師のアメリカ人』の結婚

 「子どもの頃から天使と交信している」と話すノルウェーのマッタ・ルイーセ王女(52)は、ドラッグや性風俗を題材にした小説を書くノルウェー人作家と2002年に結婚・2017年に離婚。そして2024年8月31日、米・ロサンゼルス出身の自称霊媒師デュレク・ベレット氏(49)と結婚しました。

 デュレク氏はセレブ御用達の自称6代目霊媒師(シャーマン)で、女優のグウィネス・パルトローさんらとも交友があるといいます。デュレク氏は「前世は古代エジプトのファラオで、王女はその妻だった」としていて、前世でも結婚していたということです。

■ノルウェーの“批判殺到ロイヤル”が狙うは『ハリー&メーガン』か

 二人は交際スタート直後の2019年5月、『プリンセスとシャーマン』という講演ツアーをノルウェーとデンマークで開催。しかし、チケット代が約1万円だったことで、「称号を悪用している」と批判が殺到しました。

 これを受けてマッタ・ルイーセ王女は、今後は「王室の称号は維持するが、公務は行わず」「SNS・商業活動などで王女の称号を使用しない」などと発表しました。

 英『デイリー・メール』によると、2024年8月31日に行われた結婚式では地元メディアの取材を許可せず、英・セレブ雑誌『ハロー・マガジン』と米・動画配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』だけと独占契約を結んでいたということです。ノルウェー国内では、「王室が長年続けてきた良き伝統を破ろうとしている」と批判が殺到しました。

 また、結婚式の出席者に対しては、携帯電話やカメラの使用はNG・SNSにはいかなる内容も投稿しないよう要求。さらに、結婚式当日は王女のドレス姿がのぞかれないよう、警備員たちが白いシートで覆っていました。

 そんな中、英『デイリー・メール』が「結婚式会場でマッタ・ルイーセ王女が株式を保有しているブランドの衣類を販売していた」と報じ、波紋が広がっています。

Q.「称号の悪用」「ネットフリックスとの独占契約」というと、どなたかと非常に似ていますよね?
(王室ジャーナリスト・多賀幹子さん)
「もう、そっくりですね。特に『ネットフリックス』の名前が出てくると、ドキッとするぐらいです。『ハリー&メーガン』が世界の注目を浴びたので、それを狙っているのかなという感じがします」

 動画配信サービス『ネットフリックス』によると、王女とデュレク氏の愛の物語について、「細部まで描いた感動的なドキュメンタリー」を制作中だということです。多賀さんは、「まるでヘンリー王子とメーガン妃を見ているかのよう。今後は伝記本の発売など、王室の称号をうまく利用し、お金儲けをしていくのでは…」と話しています。

 そんな中、2017年には81%だったノルウェー王室の支持率は、2024年8月末には68%となりました。ノルウェー国民の10人中4人は、過去1年間で「王室に対する見方が以前よりも否定的なものになった」と回答しています。

Q.81%から68%という数字を、どう見ますか?
(多賀さん)
「思ったより悪くないのではないでしょうか。ヘンリーさん・メーガンさんの場合は20%ぐらいにまで落ちていますので、68%あれば、そんなに悪くないかなと。ただ、王室への信頼と、このお二人への気持ちが、かなり離れている感じはします」

■「王室としては、大切な娘の夫としては認めたくなかったでしょう」デュレク氏が81歳の母親を脅迫?一体、何が―

 デュレク氏の霊媒師としての活動内容は、『カウンセリング/1時間・約30万円』『霊媒師スクール/一動画・約20万円』『スピリチュアルグッズ販売/不安解消などに効果的とされるメダル一個・約3万円』などとなっています。

 デュレク氏が自分の能力に気付いた瞬間は、6歳の時でした。母親と歯医者に向かっていて、途中ではぐれてしまったデュレク氏。母親が探していると、デュレク氏は年配女性を抱きしめていました。抱きしめただけでその女性の「痛み」と「悲しみ」を感じることができたといい、それが自身の能力に気付いた瞬間だったということです。

Q.そう言われてしまうと、「そうですか」と言うしかないですが…。
(多賀さん)
「怪しいですね。王室としては、大切な娘の夫としては認めたくなかったでしょうけど、ある一定の職業をいやしめるようなことはできないし、反対すれば人種差別とも言われるし、その辺りは難しいところだったと思います。ただ、王女の前の旦那さんが自殺で亡くなっているので、『今度は幸せになれば…』と、認めたのかもしれません」

 しかし、能力に気付いた時に一緒にいたとされる母親とバトル勃発か、との情報も。2024年7月、ノルウェーメディアは「デュレク氏が81歳の母親に数百万ドルの訴訟を起こすと脅迫」と報じました。

 実は、デュレク氏の母親は雑誌のインタビューで、デュレク氏を「危険な人物」と呼び、「息子が王女を洗脳した」と主張したのです。

 これを受けてデュレク氏は、母親に虚偽で挑発的な発言を控えるよう求めて連名で手紙を送り、そこに「数百万ドルの損害賠償を求める記述」もあったということです。また、マッタ・ルイーセ王女がSNSに「母親はお金のためにどんなウソでも広める人だ」との声明を発表し、溝が深まっています。

Q.これも、メーガンさんと似ていますよね?
(多賀さん)
「似ていますね。メーガンさんの父トーマス・マークルさんは盛んに裁判まで起こしていますが、身内からこういう声が上がってくるところも、そっくりです」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年9月3日放送)

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