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昭和・平成と違うイマドキの夏休み…令和の子どもはどう過ごす?

2024年7月22日 21:23
昭和・平成と違うイマドキの夏休み…令和の子どもはどう過ごす?

多くの子どもたちが夏休みに入りました。最近の子どもたちは、どんな夏休みを過ごすのでしょうか。取材してみると、昭和や平成とは“ちょっと違う”事情も、見えてきました。

   ◇

ギラギラと照らす夏の太陽。待ちに待った「夏休み」。22日、千葉県浦安市の市民プールには早速、子どもたちの元気な声が響きわたりました。

小学4年生(千葉・浦安市 22日)
「暇だったので来ました!」
「あと暑いから」

しかし、これでも…

地元住民
「全然少ない。(昔は)芋洗うくらいにいたもん」

昭和の時代のプールといえば、“芋を洗うほどの”大混雑。プール遊びは、夏休みの定番でした。この市民プールでも、かつては入場待ちの行列ができるほどでしたが…

記者
「プールの入場受付の入り口は、ほとんど人がいません」

少子化の影響などもあってか、来場者数は昭和の頃よりも3分の1に減っているというのです。さらに、昔のプールではあまりなかった「変化」も…

──ラッシュガード着ている人多いね。

小学生
「焼けたくない」

日焼けをおそれる小学生。プールを楽しんだ後は…

小学5年生
「夏期講習」

午前中だけ遊んで塾へ直行する“多忙ぶり”。

   ◇

“イマドキ”の小中学生は、どんな夏休みを過ごしているのでしょうか。“若者の街”「原宿」に行ってみると…

記者(東京・原宿 22日)
「こどもが大人っぽいんだよなぁ。夏休みだねぇ」

2000年頃に流行した、いわゆるY2Kファッションを着こなす小学2年生も。

小学2年生
「夏休みだからかわいくしたいなって思って(ネイル)やりました」

──(お子さん)ませていませんか?

小学2年生の母
「ませてますね」

その後も、アクセサリーを親におねだり。

──(小学生で)アクセサリー持っていた記憶ない。

小学2年生の母
「(私の時代は)いっぱい走り回って遊んでいましたよね」

昭和の時代、原宿に来る目的はアイドルグッズにクレープでしたが…

小学2年生
「ベビタピ(店名)って言いながら(ストローを)さす」

インフルエンサーがいるお店でのタピオカドリンクが“お目当て”。イマドキの夏休み、小学生も推し活を楽しんでいます。

   ◇

“猛暑の影響”なのか、公園での過ごし方にも変化が。

小学4年生(東京・練馬区 22日)
「Switch(ゲーム)をわざわざ公園に持ってきてやる。公園に来るならスポーツとかすればいいのに」

東京の8月の平均気温は、50年前の1974年は27.1℃でしたが、去年は29.2℃と「2℃」以上も暑い夏に。

小学3年生の母親(40代)
「(昔は)私も虫捕りしたり、友だちと待ち合わせして外で遊んだりしていた。今もう暑いので公園で遊んでおいでって言うのも難しい」

夏休み、炎天下では自由に遊ぶこともできない子どもたち。

今や花火を自由にできる公園も限られますが…

「東京だと特に花火やっちゃいけない公園がたくさん。大事ですね、こういうのはやっぱり」

21日夜、なぜか都内の公園で花火をする人が。

千代田区は、煙や騒音の問題から公園での花火を禁止していますが、要望を受け、去年から夏休み期間中の土日だけ花火をOKにしたのです。

母親
「花火のにおいがする」

子ども
「くさい」

花火の経験が少ない子どもたち。最初こそ「火」や「煙」に戸惑っていましたが…

「すごいね2つだね。二刀流だ」

花火に夢中になる子どもたちの姿は、変わらぬまま。楽しい夏休みは始まったばかりです。

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