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本邦初公開“西の間” 限定“50周年ティーセット” 手軽に楽しめる迎賓館赤坂離宮

2024年4月25日 12:44
本邦初公開“西の間” 限定“50周年ティーセット” 手軽に楽しめる迎賓館赤坂離宮

2024年4月、開館して50年を迎えた東京の迎賓館赤坂離宮。実は今、初めて公開されている部屋や期間限定のサービスなどが楽しめる、お出かけスポットとして注目されているんです。後藤楽々キャスターの取材です。

後藤楽々キャスター
「みなさん ご機嫌よう」

後藤キャスターが味わっているのは、開館50周年を記念した2種類のオリジナルブレンドの和紅茶のアフタヌーンティーセットです。完全予約制ですが、人気のサービスだそうです。

今回、案内してくれるのは迎賓館長の三上明輝さん。

内閣府 迎賓館長三上明輝さん
「こちら朝日の間になります」

後藤楽々キャスター
「映画の世界ですね! まさに豪華絢爛」

まず最初に案内されたのは“朝日の間”。一番格式が高い部屋で、各国の首脳会談などで使用されるそうです。これまでに、アメリカのバイデン大統領やトランプ前大統領など歴代のアメリカ大統領との首脳会談にも使われています。そんな朝日の間で目を引くのが天井に描かれた大きな絵画。

内閣府 迎賓館長三上明輝さん
「女神が手に月桂樹の枝を持って朝日を背にして駆けている」

名前の由来にもなった天井画はフランス人画家が描いた絵で、ローマ神話の暁の女神オーロラが天空を駆けている様子を描いています。また天井画の桜と絨毯にはある演出がされているそうで……。

内閣府 迎賓館長三上明輝さん
「視覚的には上から桜が舞って下へというストーリー」

国が栄えるようにという願いを込めて、つくられたと言います。

続いて、開館50周年を記念して初公開されている“西の間”。建設当時は御書房と呼ばれていて、大正天皇が皇太子だったころ、学習用の図書を所蔵するためにつくられた部屋でした。現在、西の間には各都道府県から寄贈された工芸品や民芸品が102点収蔵されているんです。

後藤楽々キャスター
「愛知県!うれしい! 七宝焼き花瓶この真っ赤なやつですね」

来賓した客に、日本の文化を理解してもらうために、各都道府県から送ってもらっているそうです。

続いて、2022年の日豪首脳会談でも使われた“花鳥の間”。晩餐会の時のスピーチや音楽の音量が、部屋全体へ均一に行き渡るように、3つのシャンデリアの中に9個のスピーカーを設置しています。明治時代からあるシャンデリアに後付けでスピーカーを設置したので、作業が大変だったようです!

厳かな雰囲気を持ちつつ、手軽に楽しめる迎賓館赤坂離宮。普段味わえない非日常を求めて、訪れてみてはいかがでしょうか。

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