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春の訪れを告げる「雪割草」今年も可憐な花 山あいの集落で無料公開 横手市

2025年3月10日 18:04
春の訪れを告げる「雪割草」今年も可憐な花 山あいの集落で無料公開 横手市

横手市の愛好家が育てた雪割草が、今年も可憐な花を咲かせています。

まだ深い雪が残る山あいの集落で、その小さな花が、近づく春への歩みを感じさせています。

直径2センチほどの可憐な花を咲かせた、雪割草。

まだ深い雪が残る、横手市増田町狙半内の小栗山集落です。

約40種類、500鉢ほどの雪割草を育てている愛好家の髙橋淳一さんのハウスでは、先月下旬から花が咲き始めました。

雪割草は、雪が多い地域に自生する多年草で、その名の通り、雪を割るようにほかに先駆けて咲く姿から、春の訪れを告げる花として知られています。

一輪の花の中で、色が混じりあったものや、花びらが幾重にも重なったものなど、多種多様な色と形が雪割草の魅力の一つと言われています。

冬が長い秋田の人たちに、一足早く春の雰囲気を味わってもらおうと、毎年、無料で開放されている髙橋さんのハウスには、10日も花が咲くのを心待ちにしていた人たちが訪れていました。

見物客
「やっぱり雪の中で過ごしてきているから、花を見るのが一番の楽しみで、小さくても一つひとつがそれぞれ個性あってきれいです」

髙橋淳一さん
「今年は一時的にかなり(雪が)積もったときがあって、除雪も大変でしたけど、いまこの時期になって日差しが多くなったので、かなり開花が進んでいますね。一人でも雪割草に関心を持ってもらえればありがたいです」

山あいの集落に近づく、春を感じさせてくれる雪割草の見ごろは、今月いっぱい続くということです。

最終更新日:2025年3月10日 18:52
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