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スイーツから昔ながらの焼き芋まで…なぜ人気? さつまいも特集! ちょっと変わった専門店や東京大学の研究グループなど取材

2023年10月13日 17:10
スイーツから昔ながらの焼き芋まで…なぜ人気? さつまいも特集! ちょっと変わった専門店や東京大学の研究グループなど取材

秋も深まり、焼き芋が恋しくなってきますが、いま、空前のさつまいもブームが起きています。全国各地でさつまいもに関するイベントが行われる中、ちょっと変わった専門店や東京大学のプロジェクトなどを、さつまいも大好き後藤楽々キャスターが取材しました。

後藤キャスターがやってきたのは東京都練馬区の住宅街にある農園、白石農園。そこでは…

後藤楽々キャスター
「はぁ~! とれました! すごい!」

さつまいもの収穫体験ができます。2年前からスタートし、多い時には1日で約400人も来るほどの人気ぶりです。

続いて訪れたのは、今年9月にオープンした東京都豊島区にあるさつまいもの専門店・さつまいも博365。こちらのお店では、無料で体験できる“ある”サービスが話題に! そのサービスとは?

さつまいも博365店員
「試食専門店になっております」

全国から集めた約20種類のさつまいもスイーツが無料で試食でき、インターネットで購入するシステムとなっています。例えば、群馬県にある焼き芋専門店芋福堂の芋福サンド800円や、茨城の干し芋を使った濃厚なバスクチーズケーキ3240円など、美味しそうなメニューがたくさん揃っています。

後藤キャスターも、3種類の焼き芋を食べ比べしました。茨城産、千葉産、宮崎産とありますが、品種は全てべにはるかです。トレンドの“冷やし”で試食。

エントリーナンバー1は、茨城県産べにはるかを塩水につけて焼いた“塩やきいも”!

後藤楽々キャスター
「濃厚! でも確かに塩味を感じますね! 甘いです」

エントリーナンバー2は、千葉からは一年間寝かせた熟成芋!

後藤楽々キャスター
「んー! 自然な甘み!」

エントリーナンバー3は、芋から出た蜜が特徴の宮崎県の極蜜熟成やきいも!

後藤楽々キャスター
「う~ん! 甘くておいしい目が倍ぐらいに開いちゃいますよ」

合計15種類を試食! 芋けんぴの青のり味やカレー味などバラエティ豊か。さつまいもの種類や味の幅広さを知ってもらい、全国の生産者とつなげることが狙いだといいます。

実はこのお店を経営しているのは、のべ17万人が来場したというさつまいもイベントを手掛ける会社。さつまいもブームのワケを聞いてみると…

さつまいも博実行委員会 代表 若林 勇介さん
「日本でさつまいもの研究がちゃんとされて、あまり甘くなかったさつまいもがどんどん甘さを増して、品種も横に広がっていって食べる方も選ぶ楽しさがある」

農林水産省によると、さつまいもの品種は需要とともに増え、20年前は33種類だったのが今では58種類になっています。そのため、自治体も苗や施設の支援を行うなど、積極的に後押ししています。

そんなさつまいもに魅力を感じ、研究をしている大学生たちがいました。東京大学発のグループで、その名もIMOPROJECT。

東京大学 理科二類2年 IMOPROJECT代表 亀之園 涼さん
「(さつまいもは)昔から人々を飢餓から救ってきた歴史があります。あらゆる楽しみ方ができるのがさつまいもの魅力」

様々な品種の焼き芋の食べ比べや、畑で実際に栽培するなど、さつまいもを深掘りして、その魅力を発信しています。あまりにもさつまいもが好きすぎて、自身のSNSに食べた商品の写真をまとめる学生もいるほどです!

さつまいもブームは、まだまだ広がりを見せそうですね。

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