全国で猛威のインフルエンザ秋田県内でも感染拡大 年末の患者数は前週の1.6倍に 今季初めての警報も
県内の年末のインフルエンザの患者数は、前の週の1.6倍に増えました。
秋田市や由利本荘など4つの保健所管内で、今シーズン初めて警報が発表されました。
先月29日までの1週間に、県が定点とする52の医療機関で確認されたインフルエンザの患者の数は1532人で、前の週の1.6倍に増えました。
増加は9週連続で、患者数が1500人を超えたのは2020年の2月以降初めてです。
秋田市、由利本荘、大仙、そして秋田中央の4つの保健所管内では、1医療機関あたりの患者数が30人を超え、大きな流行が疑われる警報が今シーズン初めて発表されました。
残り5つの保健所管内では、注意報が発表されています。
新型コロナウイルス感染者は横ばい
新型コロナウイルスの感染者は、前の週とほぼ変わらず、県全体で487人でした。
10人以上、または利用者の半数以上の感染が確認される集団発生は、高齢者施設や医療機関など17か所から報告されています。
年末年始の人の往来の増加や、小中学校の授業の再開を受けて、今後さらに感染が広がる恐れがあります。
県は、手洗い・こまめな換気・場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策を心がけるよう呼びかけています。