圧巻の"雪の回廊"今シーズンも!八幡平アスピーテラインの除雪作業を公開 新たなシステム導入で作業を円滑に
鹿角市と岩手をつなぐ道路、「八幡平アスピーテライン」の除雪作業が、報道機関に公開されました。
今年は新たにオペレーターをサポートするシステムを使って、“雪の回廊”づくりが進められています。
開通は来月15日の予定です。
鹿角市と岩手の八幡平市を結ぶ、「八幡平アスピーテライン」は、冬の間、山頂近くの県境付近が、通行止めとなっています。
このうち、秋田県側の9.8キロの区間の除雪は、今月11日に始まりました。
標高約1000メートルの後生掛温泉付近から、標高約1500メートルの見返峠に向けて、連日、作業が行われています。
除雪を行う大型の重機には、今年、作業を担うオペレーターを補助するシステムが新たに導入されました。
GPSのデータをアンテナで受信して、重機の現在位置が運転席のモニターに表示されます。
雪に隠れている道路の端などを確認しながら除雪することができる仕組みです。
オペレーター
「全然違いますね」
記者
「どの辺りが違いますか?」
オペレーター
「楽さとか。安心さとか。そうですね、(モニターで)白線がもう見えている状態なので、安心感がある状態で作業ができるので、とてもいいと思います」
除雪のあとには、道路脇に雪の壁が出来上がります。
標高1400メートルほどの地点の雪の壁の高さは、約5メートルで、平年並みでした。
ただ、今シーズンは雪の量が多かったことから、標高がより高くなる県境付近では、例年よりも見ごたえのある“雪の回廊”が楽しめるかもしれません。
県 鹿角地域振興局 保全・環境課 樽田太朗 課長
「開通日には、高さ5メートルを超える雪壁が連続する“雪の回廊”を安全に走行していただけるよう、路面状態を良好に管理してまいります」
八幡平アスピーテラインの除雪作業は、来月初めまで続きます。
開通は来月15日の予定です。