ユニークな“傘”アイデア商品 「パンダ」に「レタス」…どんな悩み解決? こだわりのポイントは
雨の日の必需品である「傘」。その傘にまつわる悩みごとの解消に、さまざまなアイデア商品が登場しています。それぞれ、どんな悩みを解決し、どんな“こだわりのポイント”があるのか、取材しました。
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12日午後3時半すぎ、栃木・宇都宮市で激しい雨が降りました。雨の日に欠かせないのが、「傘」。ただ、街の人に話を聞くと悩みもあるようで、忘れてしまうことや、盗まれてしまうという声が…。
50代女性
「どこかにかけて、忘れちゃうことが時々ある。電車の手すりのところとか、あとお買い物に行ったときにちょっとかけて、晴れてると、そのまま帰っちゃう」
20代女性
「先週は1週間に2回くらい、(傘を)とられちゃったことがあって。店の傘立てに置いて、出てきたら、ない!みたいな…」
20代男性
「コンビニの前にさしたら、気づいたら無くなってる」
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そんな悩みを解決してくれるというアイテムが、JR上野駅にある雑貨店「フェリシモユーモア! エキュート上野店」にありました。
手足をだらんと伸ばした姿の、パンダのマスコット。このマスコットを傘の持ち手につけると…傘が目立って、たくさんあっても自分の傘がひと目でわかるのです。木の枝の上などで寝てしまうパンダの姿を模していて、傘を持つ部分でリラックスしているような、脱力感のあるポーズにこだわったといいます。
街の人に、マスコットを付けた傘の画像を見てもらいました。
30代女性
「これ(マスコット)ごと持っていかれたらショックだけど、でも、きっとこれなら持っていかれない」
「絶対、持って行かないと思う」
「間違ってとっていっちゃうとかあると思うけど、これだったら絶対にないと思う」
20代女性
「こういうのあると盗みにくいのかな。ビニール傘とか、かわいくなりそう」
“傘の目印になる”と商品化され、取り間違いや紛失、盗難防止にもつながっているといいます。
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さらに、こんなものも。東京・千代田区の傘専門店「Tokyo noble 日比谷OKUROJI店」で販売されていたのは…“レタス”の形をした傘。売り場のディスプレーには「朝採りレタス」と書かれていますが、実は傘なのです。レタスの葉っぱの部分や、束ねるテープの部分まで忠実に再現されています。
担当者に聞くと、見た目だけでなく、こんなこだわりも…。
Tokyo noble 市瀬裕子さん
「折りたたみ傘は、どうしてもきれいにたためなくて苦労する方もいらっしゃると思うんですが、そこの部分は(レタスの葉の端のように)くしゃっとなっているので、簡単にまるめるだけでいい。(購入する人は)八百屋さんで働いてる方とか、あと外国人の方が最近、多いです」
この傘は雨の日だけではなく、日傘としても使えるということです。
さらに、こちらの店では傘本体だけでも約600種類ある中から持ち手や長さを自分好みにカスタマイズできる傘も販売していて、盗難対策の1つとして購入する人もいるといいます。
東京では今度の土曜日・日曜日に雨が降る予報で、再び“傘の出番”となりそうです。