伝統の「カツオの生節」作り最盛期 三重・尾鷲市
三重県尾鷲市で特産の「カツオの生節(なまぶし)」作りが最盛期を迎え、作業に追われています。
尾鷲市の「大瀬勇商店」では、初ガツオがとれる3月から秋の戻りガツオがとれる10月にかけて、伝統の生節作りを行っています。
生節はカツオをゆでて、いぶして作る燻製で、鰹節になる一歩手前の状態です。
3枚に下ろしたカツオを臭い消しの薬草とともに3時間ほど釜ゆでにします。
ゆで上がったカツオを水洗いし、2時間ほどいぶすと、きつね色に変わり、香ばしい香りがただよいます。
大瀬勇商店 大瀬勇人さん:
「今年は新鮮なカツオがたくさんとれているので、出来としては申し分ない」
今年はカツオの水揚げが多く、品質の良いものが出来ているということです。
カツオの生節作りは10月ごろまで続き、全国に出荷されます。