最高気温が20℃→6.7℃に… 冬の寒さに逆戻り 梅の開花が遅れ、まつりは延長 名古屋・天白区
今年の寒さは季節のイベントにも影響を及ぼしているようです。
名古屋市天白区にある「名古屋市農業センターdelaふぁーむ」。
記者:「午前10時半ごろの名古屋市です。手元の温度計を見てみると8.3℃となっていますが、雨も降り続いていて、体感としてはもっと寒いように感じます」
先週末の暖かさから一転、4日は各地で気温がほとんど上がらず、冬の寒さに逆戻りとなりました。
名古屋市農業センターdelaふぁーむに植えられた約700本の梅は、寒さの影響でまだまだ咲き始めの状態。
実は、2月取材に伺った際にも…。
名古屋市農業センターdelaふぁーむ 北川勇太さん:
「本当に見事に一輪も咲いていなくて。なんとか咲いてくれないかと祈ってはいるんですけど」
祈るような気持ちで梅の開花を待っていたのには、あるワケが。
実は、2月15日から、こちらでは「しだれ梅まつり」が開催中なのです。去年は2月下旬の時点で、すでに満開だった梅の花ですが、今年は例年より2週間ほど開花が遅れているのです。
名古屋市農業センターdelaふぁーむ 若杉友和さん:
「今ごろがちょうど満開で、楽しんでもらえる状態を期待していた。雨が降るとまだ厳しいかな。来園者もあんまりいないさみしい状況」
そこで、急遽決定したのが…。
名古屋市農業センターdelaふぁーむ 若杉さん:
「『しだれ梅まつり』を14日の金曜日まで延長しました」
もともとは9日までだった「しだれ梅まつり」ですが、5日間延長して14日までの開催にしたのです。
延長の決定に期待を寄せるのは、まつりに出店していたお店の人たちも。
店のスタッフ:
「(まつりの)延長は聞きました。(お客さんが)来てくれれば、盛り上がると思うので」
「天候とか晴れていれば(人が)来てくれますし、早く暖かくなってほしいです」
あいにくの雨で客足が遠のいていたキッチンカー。梅の開花を心待ちにしていました。
名古屋市農業センターdelaふぁーむ 若杉さん:
「毛布とかヒーターで温めたいと思いましたけど、『1日でも早く、長く咲いて下さい』とお願いしたいです」