愛知・岐阜・三重の紅葉スポットの“見頃”はいつ!? 香嵐渓は「1週間~10日後」、飛騨・美濃せせらぎ街道の山頂は紅葉ピーク! 色づき始めた御在所ロープウエイの山頂で撮影された“絶景”とは…?
3連休の最終日。愛知・岐阜・三重の紅葉の名所に、中京テレビ「キャッチ!」のカメラが向かいました。
ライトアップも開催!香嵐渓の見頃は“1週間~10日後”
愛知県の紅葉スポットといえば、豊田市の香嵐渓。毎年シーズンには、きれいな紅葉をみながら散策できるため、道路や駐車場が大混雑するほど多くの人が訪れます。
三連休の最終日、11月4日午前に向かってみると、駐車場に入る車列はできているものの、周辺に混雑や渋滞はありませんでした。現在の紅葉の状況を見てみると、ところどころ赤くなっていますが、まだまだ緑が目立ちます。
香嵐渓の紅葉は、まだまだ色づき始めたばかり。今日も最高気温24.6度を記録した豊田市では、もみじが鮮やかに色づくほど気温が下がっていないといいます。
ただ、3連休最終日ということもあり、昼ごろになると、多くの人が訪れていました。名古屋市から訪れたという観光客からは、「まだまだこれからですねという感じ。でも青いのもきれいだし、こういうところを散策するのも楽しい」、「本当に紅葉している時に来たことがあるんですけど、すごい人で。逆に今日は今日でよかったかな。そんなに人も多くないし」という声が寄せられました。
なかには、海外からの観光客の姿も。タイから訪れた観光客は、「(香嵐渓には) 美しい森や木々があるとYouTubeで見て、来たかったんです」、「天気が良くて森が爽やかでよかったです」と、香嵐渓の感想を話しました。
さらに、香嵐渓といえばグルメ!五平餅やフランクフルトなどを、澄んだ空気のなかで楽しめるのも魅力の一つです。
そんな香嵐渓の今年の紅葉の見頃は、いつ頃なのでしょうか?
「足助観光協会」の岡本真知さんは、見頃について、「今週ぐっと冷え込む予報が出ていますので、見頃は1週間~10日後からですかね」と話します。続けて、「毎日夜9時までライトアップもしています。たくさんの人たちに来てほしいと思っています」と、夜ならではの紅葉の楽しみ方もアピールしました。
従業員が激写!雲の切れ間から見えた“絶景”
三重県の紅葉の名所のひとつ、御在所岳。麓は香嵐渓と同じく、まだまだ緑の葉ばかり。それでも、『御在所ロープウエイ』の乗り場には、朝から行列が!
紅葉を探して、いざロープウエーへ。山の中腹に来ると、黄色く色づいた木もチラホラ見えてきました。
ついに山頂に到着!しかし、今日の午前中は霧が出ていて、辺り一面真っ白。本当なら見頃を迎えているはずの、紅葉もあまり見えません。
鈴鹿市から訪れたという人からは、「紅葉が見頃だと聞いて来たのですが、霧は想定外でした」という声が寄せられましたが、“紅葉を楽しめた”タイミングがあったそう。
それは、山頂に向かう途中、ゴンドラから見えた景色。「ロープウエーで登っているときの山の色がすごくきれいで。そこが一番感動しました」と、今日の見どころを明かします。さらに、“雲の切れ間”から見えた景色に、「けっこう風が吹いて刻一刻と景色が変わっていくのがきれい」という声も。
山頂では、雲の切れ間から見える紅葉を、写真に収めようとカメラを構える人の姿もありました。ちなみに、『御在所ロープウエイ』の従業員さんが、今日撮影した写真がこちら。
暑さの影響で例年より1週間ほど、色づきが遅かったという御在所岳。現在は山頂が見頃ですが、今月2日の雨で葉が落ち始めているそうで、これからは徐々に麓に向かい紅葉が進んでいくといいます。
『御在所ロープウエイ』佐藤優華さん曰く、「ようやくスタートしたという感じ」という御在所の紅葉。佐藤さんは今後の色づきについて、「日中との寒暖差で色づきが進んでいくので、これから冷え込みもありそう。(紅葉が)中腹から麓へどんどん色づきが進んでいくと思います」と話しました。
岐阜県の高山市と郡上市をつなぐ「飛騨・美濃せせらぎ街道」でも、街道の頂上、標高1,113m付近が見頃に。今日は訪れた車やオートバイが、色鮮やかな紅葉のトンネルを通り抜けていきました。
ただ、葉の色づきは、例年より10日ほど遅れているそう。『ひだ清見観光協会』は、「紅葉のピークの前に、冬が来てしまわないか心配」と話していました。