あなたの年明け“節約ごはん”は? 街で聞いたマル秘レシピ…3日連続「リレー鍋」、余ったもちをカップ麺に『every.気になる!』
物入りな年末年始を経て、1月には3連休もありました。物価高が続く中、できるだけ食費を抑えたいという人も多いでしょう。冷凍うどんのアレンジや、ある物でかさ増ししたハンバーグ…。街で聞いてみると、工夫を凝らした節約レシピが続々と出てきました。
年末年始に3連休…。散財してしまった人も多いのではないでしょうか?
母(50代)
「食費を結構使いました。外食が多かったです。ちょっといい感じのイタリアンを…」
娘さん(10代)
「おいしかったです」
年末にちょっとお高めなイタリアンなどを奮発。家族で贅沢(ぜいたく)ざんまいだったそうです。母は「食べ物で使っちゃったので、食べ物(食費)を締める」とのこと。食費を抑えるためにやっていることがあるといいます。
母
「冷凍うどんをアレンジ、です。冷凍うどんを常備しておいて、(レンジで)チンして、生卵とめんつゆであえて、釜玉みたいな感じで食べたりして」
取材したこの日は、お正月に残ったかまぼこに、冷蔵庫にあったおくら、納豆を使いました。最後に温泉卵をのせて完成。うどんは1玉40円ほどで買っているそうです。別の日には、手頃な鶏ムネ肉や梅干しのトッピングもしたといいます。
母は「朝昼晩いつでも。安いし、手間もかからないので」と太鼓判を押します。
街で話を聞いてみると、余った食材や格安食材を使った、食費を抑えるアイデアが続々と挙がりました。
40代の主婦に取材しました。節約ごはんに欠かせない食材について、「もちです。例年残るので、すごく食べてます」と教えてくれました。
年末に1キロ500円ほどで買ったもちは、今年も余ってしまったそうです。「みそ汁に入れちゃったり、結構おいしくて」と主婦。お雑煮のように普段のみそ汁におもちを投入。朝食やランチはこれで十分だといいます。
娘さんも「ん~!おいしい」と満足そう。主婦は「カップ麺に入れてもおいしくて、手の込んだことしていないです」と話します。
30代の女性会社員は、ある物でハンバーグをかさ増ししています。「厚揚げバーグです。お肉の量を、夫には悪いんですけど少なくして…。厚揚げとヨーグルトとおみそと卵。パン粉も使わずに」
節約を意識して以前は豆腐でかさ増ししていましたが、水気が多くて失敗。そこでたどり着いたのが、1個50円ほどで買えるという厚揚げです。
ひき肉と厚揚げは1対1。コクを出すため、みそやヨーグルトを混ぜて焼き上げれば、食べ応えあるハンバーグが完成です。この女性によると、1個70円以下で作れるとのことです。
30代の夫と2歳の娘さんは、厚揚げバーグの大ファンだといいます。娘は「おいちい」。2人とも、ペロリと完食しました。
20代の主婦に、節約ごはんについて聞きました。「鶏チリです。ケチャップと砂糖としょうゆとみりんで味付けして、エビチリっぽくササミでできます」
エビチリならぬ鶏チリ。下味をつけたササミに片栗粉をまぶして炒め、子どもでも食べやすいよう、少し甘めの味付けにします。
「エビを買うと1パック300円とか400円くらいしちゃうので」と女性。エビより安い鶏ササミですが、味は「最高においしいです」とのこと。3歳の娘さんもいっぱい食べてくれるそうで、「めっちゃおいしいよ! めっちゃグ~!」と喜んでいます。
栄養士を目指す10代の専門学校生に話を聞きました。コスパのいい1食があるといいます。
「レモン納豆ご飯です。1食めっちゃ安いです。ご飯チンしたのを入れて、納豆も入れて、タレ入れて混ぜる。レモン汁めっちゃ好きで、レモン汁かけるとマジでおいしいです」
使っているのは、3つで140円ほどの納豆。レモン汁でサッパリした味わいになるんだそう。
この専門学校生は「週3~4回くらい、朝。酸味がすごくてサッパリ。めっちゃ合うんです。ヤバいです、これ」と激推し。隣にいた友人は「えぇ…めっちゃ食うやん」と驚き、別の友人はあまりのハマり具合に「食べてみたいなとは思う」と話しました。
夫と子どもと3人で暮らす40代の主婦は、節約のために食べ続けているものがあります。「週3鍋です。野菜も一気に買っちゃって、鍋で本当に週2~3日、味をちょっと変えたりして。今日も鍋やろうと思っているんで、木金土までいけるかな」
家族が飽きないよう、ひとつの鍋を味変しながら3日続けて食べるといいます。「みそ鍋は次の日ニンニク入れたりするんですよ。そこにうどんを入れて、結構おいしいです。もう(食材を)足して足してリレーのように」
鍋は3日間使い続けるので洗い物も少ない上、野菜も初日に大量に切ってしまいます。この主婦は「野菜切る手間もないし、1回目切っちゃえば。水道代は節約になっていると思う」。3日続けるリレー鍋は、食費と水道代を抑えられて一石二鳥だということです。
(1月17日『news every.』より)