知ってた?秋の土用“辰の日”「た」のつく食べ物や青い食べ物がおすすめ!
「土用」と聞いて思い浮かべる季節はなんですか?実は「土用」は、春夏秋冬、1年に4回あります。そもそも、「土用」とは、雑節=季節の移り変わりの目安となる日のこと。
「春分」「夏至」「秋分」「冬至」などの二十四節気は、紀元前6世紀頃の中国で成立した暦です。農作業の目安にすることを目的に作られたと言われ、日本においても長く使われています。
しかし、二十四節気では、日本の季節の変化を十分に掴めず、日本の季節にあわせて、新たに作られた日本独自の暦が「雑節」。土用のほかにも、節分や彼岸なども雑節にあたります。
土用は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前、約18日間ずつの年間合計72日間を指します。つまり、季節の変わり目、急激な気温の変化に体が疲れてしまう時期ですので、旬のものを食べて、体をゆっくりと休める期間といわれています。
土用の丑の日と、うなぎを食べるイメージがある方も多いかもしれません。各季節の土用期間中、縁起のよい干支の日が決められていて、夏は「丑の日」。特に「う」のつく食べ物が、縁起が良いとされており、その中でも滋養強壮に良いうなぎが浸透しています。
春は戌の日で「い」のつく食べ物、秋は辰の日で「た」のつく食べ物、冬は未の日で「ひ」のつく食べ物を食べると良いとされています。また、色にまつわる縁起のいい食べ物があり、春は白、夏は黒、秋は青、冬は赤となっています。
10月31日(木)は、秋の土用の辰の日!「た」のつく食べ物、青い食べ物がおすすめです。
(10月28日放送「ゴジてれChu!Ⅲ部」より)