青森からお引越し!いわき市で人気者のゴマフアザラシのだいき君と福島の深~い縁とは?
202年に4福島県いわき市の水族館に、青森県から子どものゴマフアザラシがやってきました。くりくりの目が特徴の水族館の新たな人気者は福島と深い縁がありました。
いわき市のアクアマリンふくしまです。約800種類の生き物を展示する水族館に新たな仲間が加わりました。くりくりの目でこちらを向いているのがオスのゴマフアザラシの「だいき」1歳。2024年11月に青森県の水族館からやってきました。
2023年の5月に生まれ、まだ子どもの「だいき」は一回り体の大きい先輩アザラシの「だいふく」といつも一緒です。
ご飯を食べるときには陸にあがりますが、だいきは…まだ、慣れていないようです。
日々、成長を続けるだいきですがここ福島とは、深~い縁があります。
■アクアマリンふくしま 富原聖一さん
「当館で飼育していたオスのユキナとメスのくららの孫になります」
2011年の6月。震災から3か月後、避難先の千葉県、鴨川シーワールドからアクアマリンふくしまに戻って来たのが、だいきのおばあちゃん「くらら」でした。震災当時、妊娠していた「くらら」は避難先で生まれた息子の「きぼう」とともに福島に戻り、2頭は多くの人を癒やしました。
その後「きぼう」は青森の水族館に移り「だいき」が誕生したのです。
■アクアマリンふくしま 富原聖一さん
「復興のシンボルにもなった個体ですので、それがほかの水族館にいって、しっかり子ども作ってかえって来たというのは非常にアクアマリンとしては非常にうれしいことですね」
展示が始まってまだ数週間ですが、「だいき」はすでに子どもたちから大人気です。
■アクアマリンふくしま 富原聖一さん
「非常に頑固な子なんですけれど、やんちゃに育って人気者になるような感じでどんどん遊びながら元気に育っていただければなと思います」