出生数ゼロの自治体も…深刻な“人口減少” 妊婦の医療費無料に移住者への支援 北塩原村の取り組み
いま日本が直面する大きな課題「人口減少」。赤ちゃんの数は年々減少していて、福島県内でも出生数がゼロとなる自治体も出てくるなど、深刻な問題です。村の存続をかけて、対策に力をいれる北塩原村を取材しました。
磐梯山をはじめ自然が豊かな北塩原。その魅力にひきつけられ、村には、年間200万人もの観光客が訪れます。この県内屈指の観光地が今、大きな課題に直面しています。
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「人口減少が進んでいます。特に子育て世帯が減少していて、特にこの裏磐梯地域の子どもが少ないというのが村の中では深刻な問題になっていて」
1975年には、約4000人だった人口も2025年1月1日時点で約2400人。村で生まれる赤ちゃんの数も減っていて、2024年は夏時点で出生数がゼロでした。
村の存続をかけて、2024年からは妊婦の医療費を無料にするなど、支援を充実させています。
さらに、移住者を呼び込もうと、新築の一戸建て住宅も用意。移住者などに村が貸し出します。ここでも子育て世帯を支援しようと、家賃は子どもの人数によって安くなります。
今は全部で4棟あるうちの1棟だけ空いていて、その住宅からは磐梯山も望めます。
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「最高だと思います。自然のなかでのびのび子育てしたいご家族にぜひ来て欲しい場所」
実際に移住してきた人は、村の魅力をどう感じているのか?会津坂下町出身で広島や横浜など都会での生活も経験。21年前に北塩原村に移住した渡邊亮さんに話を聞きました。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「自然体験ができる宿とかやれたらいいなと思って」
いまは裏磐梯の名所を回るツアーなど、自然を満喫できるアクティビティのガイドを務めています。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「(同僚も)8割以上は移住者、何度もご参加いただいていた方が、裏磐梯に引っ越してきて、今はガイドを一緒にやってるっていうそういう方もいます」
移住したいと思わせるほどの魅力的な仕事がここにはある!ということで、村は「地域おこし協力隊」制度を利用してガイドの担い手育成に 取り組むなど、仕事をきっかけとした定住にも期待を寄せています。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「この仕事が天職だと思ってるので、また裏磐梯きますなんて言われた日にはこの仕事やっててよかったと思うので、そういうことに喜びを感じられそうな方はぜひ移住して貰えたらと思います」
これまでのさまざまな施策が功を奏してか、去年夏まで村にゼロ歳児はいませんでしたが…
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「3になりました。子供がここで育ってこの村がいいなと思った子がいつかここに戻ってきてくれるような、そんな村になったら」
磐梯山をはじめ自然が豊かな北塩原。その魅力にひきつけられ、村には、年間200万人もの観光客が訪れます。この県内屈指の観光地が今、大きな課題に直面しています。
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「人口減少が進んでいます。特に子育て世帯が減少していて、特にこの裏磐梯地域の子どもが少ないというのが村の中では深刻な問題になっていて」
1975年には、約4000人だった人口も2025年1月1日時点で約2400人。村で生まれる赤ちゃんの数も減っていて、2024年は夏時点で出生数がゼロでした。
村の存続をかけて、2024年からは妊婦の医療費を無料にするなど、支援を充実させています。
さらに、移住者を呼び込もうと、新築の一戸建て住宅も用意。移住者などに村が貸し出します。ここでも子育て世帯を支援しようと、家賃は子どもの人数によって安くなります。
今は全部で4棟あるうちの1棟だけ空いていて、その住宅からは磐梯山も望めます。
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「最高だと思います。自然のなかでのびのび子育てしたいご家族にぜひ来て欲しい場所」
実際に移住してきた人は、村の魅力をどう感じているのか?会津坂下町出身で広島や横浜など都会での生活も経験。21年前に北塩原村に移住した渡邊亮さんに話を聞きました。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「自然体験ができる宿とかやれたらいいなと思って」
いまは裏磐梯の名所を回るツアーなど、自然を満喫できるアクティビティのガイドを務めています。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「(同僚も)8割以上は移住者、何度もご参加いただいていた方が、裏磐梯に引っ越してきて、今はガイドを一緒にやってるっていうそういう方もいます」
移住したいと思わせるほどの魅力的な仕事がここにはある!ということで、村は「地域おこし協力隊」制度を利用してガイドの担い手育成に 取り組むなど、仕事をきっかけとした定住にも期待を寄せています。
■合同会社はれがさやガイド本舗 代表社員 渡邊亮さん
「この仕事が天職だと思ってるので、また裏磐梯きますなんて言われた日にはこの仕事やっててよかったと思うので、そういうことに喜びを感じられそうな方はぜひ移住して貰えたらと思います」
これまでのさまざまな施策が功を奏してか、去年夏まで村にゼロ歳児はいませんでしたが…
■北塩原村役場 移住コーディネーター 山口友香里さん
「3になりました。子供がここで育ってこの村がいいなと思った子がいつかここに戻ってきてくれるような、そんな村になったら」
最終更新日:2025年2月13日 20:45