【花見ウォッチング】小倉城天守閣の最上階のカフェで楽しむ桜 舞鶴公園では留学生が帰国前の思い出づくり ライトアップで夜桜も 福岡
桜の開花が福岡で発表されてから初めての週末は、県内の名所に多くの花見客が訪れました。新型コロナ5類移行後初のお花見シーズン、日本の桜をめでる外国人観光客の姿も見られました。
天気に恵まれた週末、「桜まつり」でにぎわっていたのは北九州市の小倉城です。
■花見に訪れた人
「乾杯、乾杯、いえーい。」
「コロナ以来かも。何年かぶりに花見を外でしている気がする。」
福岡の桜の開花は先週水曜日(3月27日)に平年より遅れて発表されました。
小倉城の桜は、30日の時点でまだ咲き始めから4分咲きでしたが、ことしからは新たな楽しみ方も始まっています。
■カフェを訪れた人
「こういう場所があるとは知らなかったので。たまたまインスタで見て、カフェがあると知って、きょう来てみました。」
ことし1月に天守閣の最上階にオープンしたカフェからは桜を見下ろすことができ、訪れた人はまた違った雰囲気の花見を楽しんでいました。
一方、福岡市の桜の名所、舞鶴公園では、新型コロナウイルスの5類に引き下げ後に迎える初めてのお花見シーズンとあって、外国人観光客の姿が目立ちました。
■韓国から
「春休みを楽しみたいと思い、舞鶴公園の桜を見に来た。」
■オランダから
「18時間のフライト。疲れているが、桜が咲いていてとてもうれしい。」
3月、福岡空港から入国した外国人の数は、去年より7万人以上多いおよそ26万人となっています。
地面に座って日本の桜を満喫していたのは留学生です。
■留学生と花見に訪れた人
「交換留学生たちでアイスランド、オランダ、アメリカ。」
■アメリカから留学生
「花見は(アメリカでは)ないです。日本でしかないです。めっちゃ楽しいです。友達とか集まって思い出を作るのが好きなので。」
5月には3人のうち2人が母国に帰る予定で、日本での最後の思い出に桜が彩りを添えました。
ライトアップされた桜が暗闇に浮かび上がる時間も、多くの人が夜桜を楽しみました。
■着物仲間と花見に訪れた人
「きょう天気がいいからみんなで出かけようと言って、夜桜を見に来た。足元の足袋も桜柄を履いてきました。」
長く待ちわび、ようやく花開いた桜の木の下で、訪れた人はこの時期だけの景色を楽しんでいました。