【猛暑】久留米市と太宰府市で38.4℃ 全国で4番目に暑かった 20年以上の歴史を誇るイベントは初めて暑さで延期に 福岡
25日は久留米市と太宰府市で最高気温が38度を超える危険な暑さとなりました。福岡県には6日連続で熱中症警戒アラートが発表されていて、夏休みのイベントに異変も起きています。
福岡市西区の、のこのしまアイランドパークです。照りつける太陽のもとで、夏の花ひまわりが伸び伸びと咲き誇っていました。27日からは摘み取り体験も予定されていますが、午前11時半、気温を見てみると。
■檜垣すみれアナウンサー
「手元の温度計は34.5℃で、日差しが肌をじりじりと焼くような暑さです。」
この暑さの中、ひまわり畑を訪れていた人は。
■訪れた人
「すごく汗をたくさんかきます。」
「思ったよりも汗が噴き出てくる感じ。」
「インドネシアは熱帯地方でとても暑いですが、日本の暑さは違った暑さでインドネシアより暑い。」
実は、このところの暑さで入園者の数は減少傾向だといいます。
■のこのしまアイランドパーク・山崎浩昭さん
「気温が高くて警報が出るくらいの時は若干ですが、お客様が減っていると思います。」
大型の雨傘を日傘代わりに貸し出すなどの対策をとっていますが、この1週間は例年よりも100人ほど入園者が減っているということです。
福岡県内には25日までに6日連続で熱中症警戒アラートが発表されています。25日の日中の最高気温は久留米市と太宰府市で38.4℃、福岡市と八女市で37.3℃と、各地でことし一番の暑さとなりました。
久留米市とともに全国4番目の暑さとなった太宰府市では。
■吉村史織アナウンサー
「気温計を地上から1メートルくらいのところに、ひなたに置いていたのですが、43.7℃という見たことのない数字になっています。」
道行く人の手にはかき氷やアイスクリーム。熱中症予防のスポーツドリンクを手にしている人もいました。
■吉村アナウンサー
「こちら、参道から歩いてすぐのところにある公共施設です。自動ドアを通ると、エアコンが効いていて涼しい。生き返ります。」
暑さからの避難所「クーリングシェルター」として、地域の交流施設が無料解放されています。多い日で1日に1000人以上が利用するといいます。暑さにぐったりした人が、水分補給や休憩に利用していました。
■利用者
「太宰府って、休む場所が日陰くらいしかないじゃないですか、建物に入らないと。こういう所があると助かります。」
この暑さが原因で、延期になったイベントもあります。福岡県柳川市の二ツ川で25日に行われるはずだった夏休み恒例の「魚の観察会」です。
小学生15人が名物のどんこ船で川を下り、生き物の観察をする予定でしたが、主催の柳川市教育委員会は、参加者が熱中症になる恐れが極めて高いとして延期を決めました。20年以上の開催で暑さによる延期は初めてだということです。