福岡城の「幻の天守閣」ライトアップ始まる「天守台」からの夜景はいかが 新たな仕掛けも登場
福岡城跡をライトアップして天守閣を浮かび上がらせるイベントが7日午後6時から始まります。報道陣向けの内覧会が6日に開かれ、光で彩られた姿が披露されました。
6日夜、福岡市中央区の舞鶴公園に浮かび上がったのは、夜空に輝く「天守閣」です。
■吉村史織アナウンサー
「普段は何もない空間に、幻の福岡城の姿が現れました。きらびやかで、とても幻想的です。」
天守台に、高さおよそ14メートルの仮設の「天守閣」を設置し、5色のLEDで照らして浮かび上がらせます。「春の天守閣ライトアップ」は、去年に続き2回目の開催です。
■吉村アナウンサー
「ことしはライトアップ期間中に天守台に入ることができるため、幻の天守閣を間近に見ることができます。大きいです。大迫力です。」
一部のエリアの立ち入り制限が緩和され、天守台から広がる福岡市の夜景を見下ろすことができます。さらにことしは、天守台周辺を彩る新たな仕掛けも用意されました。
■吉村アナウンサー
「場内では、いたるところでプロジェクションマッピングを見ることができます。例えばこちらは、石垣に滝のように水が流れている演出がされています。」
人の動きを感知して映像が変わるプロジェクションマッピングや、桜の木のイルミネーションなど光の演出を楽しめる「光のナイトウォーク」も開催され、「天守閣」までの色鮮やかな道のりを散策することができます。
■訪れた人
「きれいですね。色も変わりますし、いいと思います。」
福岡城の「天守閣」は、実在したかどうかの議論が続いています。福岡市は文化庁の許可を受け、早ければライトアップ終了後から、初めての発掘調査に着手する計画です。
■福岡市 地域観光推進課・小柳芳隆 課長
「福岡城が以前どういう姿だったのかと想像しながら、ぜひ楽しんでいただきたいです。」
天守閣のライトアップは、午後6時から午後10時まで行われます。3月下旬から4月上旬まで舞鶴公園で開かれる「福岡城さくらまつり」の終了まで続きます。