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新庁舎に移転した福岡航空地方気象台 観測ブースと予報ブースが一体化 福岡空港の第2滑走路供用開始まで1週間

2025年3月13日 17:45
新庁舎に移転した福岡航空地方気象台 観測ブースと予報ブースが一体化 福岡空港の第2滑走路供用開始まで1週間

福岡空港の第2滑走路の供用開始まで1週間です。航空機の安全な運航のために必要な気象情報を出す福岡航空地方気象台が13日、報道陣に公開されました。

福岡空港で3月20日から第2滑走路の供用が開始されます。これを受けて福岡航空地方気象台は、福岡空港国際線ターミナル前にある管制塔の隣の新庁舎7階に移転し、3日から業務を開始しています。

フロアの窓からは、福岡空港の2本の滑走路を見ることができます。

福岡航空地方気象台は、航空機の安全な運航のために飛行場警報や予報の発表、空港の気象観測など、航空機の離着陸に関する予報に特化しています。

航空地方気象台が設置されているのは、福岡空港をはじめ、国内では羽田、成田、中部、関西の5か所のみです。

■福岡航空地方気象台・森雅之 観測管理官
「新たに設置された滑走路用の風観測を行うための風向風速計です。風向風速計がしっかり動作しているか、カメラを設置してこちらに表示しています。空港の離着陸には、風データが重要です。」

新たな航空地方気象台は、観測ブースと予報ブースのフロアが一体化され、観測ブースでは、福岡空港とその周辺の風の強さや雲の高さなどの気象状況を観測します。

また、予報ブースでは職員がモニターに映し出された実況をみながら予報を作成します。

福岡航空地方気象台は、航空機の安全運航のための情報を、より正確に提供していきたいとしています。

最終更新日:2025年3月13日 17:45
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