【試み】災害時の「ニオイ問題」避難所・ボランティアセンターで課題に 企業や大学と解決目指す 福岡
災害への備えについてです。避難所やボランティアセンターで課題となるのが、「ニオイ」です。2023年7月の豪雨で被害を受けた福岡県広川町で、災害時の「ニオイ」問題の解決を目指す取り組みが進んでいます。
■パナソニックの担当者
「たばこのニオイが付いています。」
■広川町社会福祉協議会・江口信也 事務局次長
「しっかり付いていますね。」
7日、福岡県広川町で行われていたのは、災害時に発生する「ニオイ」の問題を解決するための製品についての意見交換会です。
2023年7月、九州北部を襲った豪雨では、広川町でも住宅が全壊したり、床上浸水したりする被害を受けました。
災害現場で必需品となる軍手やタオル、長靴は、汗や汚れた水などでどうしても「ニオイ」が発生してしまいます。
■江口 事務局次長
「ボランティアセンターで使用する機材など、 みんなで共有するものがあります。避難所の中で生活する人も、暮らしの中でニオイに関して声を聞くことは結構ありました。」
7日は、ナノイー技術を活用した、靴箱やバッグの試作品が公開されました。
■江口 事務局次長
「災害が日常になりつつある中で、より良い暮らしを続けていくためには、一つ一つ課題を解決していくための取り組みを続けていく必要がある。」
これらの製品は2024年度中の完成を目指し、クラウドファンディングで製作費用を募って、避難所やボランティアセンターに設置される予定です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2024年11月7日午後5時すぎ放送