【全国初】妊娠に向けた無料相談+情報発信「プレコンセプションケアセンター」男女問わず活用して 福岡
皆さんはプレコンセプションケアという言葉をご存じでしょうか。妊娠や出産について正しく知り、早い段階から自分の健康状態と向き合うことです。出産の高齢化などによって、安全な出産につなぐためのプレコンセプションケアが注目されています。福岡県は23日、全国の自治体では初めてとなるプレコンセプションケアの専用相談窓口を開設すると発表しました。
■服部知事
「我々の人生にとって大きなイベントの一つである妊娠・出産の知識を早くから身につけていただき、日々の健康管理に取り組んでいただきたい。」
30日に福岡市博多区の千代合同庁舎内に開設されるのは「プレコンセプションケアセンター」です。センターでは妊活などについて正しい知識を取得し、男女を問わず悩みを相談することができます。
■福岡県 子育て支援課・川越信一郎課長
「昨今、出産年齢が高齢化してきている。過度なダイエットによって妊娠・出産のリスクが上がってきている。」
厚生労働省によりますと、福岡県内における2500グラム未満で生まれた「低出生体重児」の割合は全体の9.7パーセントで、全国平均と比べるとやや高くなっています。
「低出生体重児」が生まれる理由の一つして挙げられるのが、過度なダイエットです。
■川越課長
「妊娠に気づいてから対策を始めるのでは、ちょっと遅くなるということもある。妊娠前の若い世代に男女問わず、正しい生活スタイルや妊娠・出産にかかる知識を理解していただこうと。」
福岡県によりますと、相談と情報発信両方の機能を備えたセンターの設置は全国の自治体では初めてだということです。
福岡県が30日に開設するプレコンセプションケアセンターについて、詳しくみていきます。
センターは、福岡市博多区の千代合同庁舎1階に設置され、相談は面談のほか、電話やメールでも対応します。
主に妊活や不妊、性の悩みなどについて、常駐する助産師が相談を受け、正しい知識を提供します。
さらに必要に応じて産婦人科医や泌尿器科医といった専門医と面談することもできます。
男女問わず相談でき、費用はかかりません。
センターは、日曜日から木曜日の午前10時から午後6時まで開設されます。
電話番号は092-409-4936、メールでの相談はホームページの専用フォームから、面談予約は電話かホームページで受け付けています。