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草とり1時間10ポイント 町内会役員になれば100ポイント「ふくおかポイント」をためて美術館・プールのチケットと交換 福岡市

2024年5月10日 19:45
草とり1時間10ポイント 町内会役員になれば100ポイント「ふくおかポイント」をためて美術館・プールのチケットと交換 福岡市
地域活動で「ふくおかポイント」実証実験

防犯パトロールや清掃など地域のボランティア活動に参加するとポイントがたまる取り組みを、10日から福岡市が試験的に始めました。ポイントをためると公共施設を無料で利用できるなどの特典が受けられます。

福岡市で10日から始まったのは、地域活動でポイントがたまる「ふくおかポイント」の実証実験です。

■財津ひろみアナウンサー
「実証が行われるモデル地域のひとつ、東区美和台校区の駅前の花壇では、デモンストレーションの草むしりが行われています。」

ボランティア12人と市の職員が参加して、草取りからポイント取得までの流れを確認しました。

■財津アナウンサー
「このような草とり1時間で、10ポイント獲得になります。」

事前にスマートフォンにアプリをダウンロードした参加者は、校区で管理するQRコードを読み取ることでポイントをためることができます。

対象となる活動は、清掃や防犯パトロールのほか、子ども会の役員などです。

たまったポイントで、福岡マラソンに優先的に参加できる権利や、美術館など公共施設の観覧料が無料になるなどの特典を受けられます。

この実証実験を始めた背景には、地域活動の担い手不足があります。

■高島市長
「少子高齢化が進んでいるし、活動の担い手が不足している。次の担い手を確保していかないといけない。地域の支え合いや顔が見える関係になると、犯罪防止や高齢者の見守りなど、地縁をしっかり作っていくことはとても大事。」

花壇の手入れに参加した市民にも好評のようです。

■美和台校区・豊福不可依(ふかい)さん
「こういう特典が得られればさらに励みになる。特に若い人に参加してもらえたら非常にありがたいと期待している。」

■美和台校区・田中孝好さん
(Q.操作が難しいと思うことはなかった?)「難しくはない。結構楽にできますよ。ポイントもらう時はうれしいですからね。」

「ふくおかポイント」は10日から市内すべての区のあわせて9校区で始まり、およそ1年かけて課題などを洗い出すということです。

どんな活動でポイントが受け取れるか、一例です。

自治協議会や町内会などの役員に就任すると、年間で100ポイント。

祭りや運動会などの実行委員会、子育てサロン等の企画・準備に参加すると30ポイント。

防犯パトロールや子どもの見守り、清掃活動などは、5ポイントから最大10ポイント受け取れます。

そしてたまったポイントと交換できるのは、市が提供するさまざまな特典です。

例えば、200ポイントためると福岡マラソンに優先的に参加できる権利。

100ポイントでおよそ1日分の非常用保存食セット。

また30ポイントで美術館や市民プールなど公共施設の利用チケットと交換できるということです。

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