【中継】新春の風物詩 十日恵比須神社の「正月大祭」にぎわう 運試しの名物「福引」には行列 初お目見えの限定品も登場 福岡
福岡市の十日恵比須神社で8日、新春恒例の「正月大祭」が始まりました。今のにぎわいの様子を伝えてもらいます。吉村さん。
■吉村史織アナウンサー
「正月大祭が始まっている博多区の十日恵比須神社です。日が暮れてきて、ちょっと底冷えしてきましたが、境内は熱気がすごいです。仕事帰りの人が増えてきました。そんな中、皆さんお楽しみの一つとして『福引』に並んでいます。私も、めんたいワイドのことし1年の繁盛を願って『福引』に挑戦したいと思います。『すずなり』ありがとうございます。権禰宜の野上勝矢さんです。よろしくお願いします。」
■権禰宜・野上勝矢さん
「鈴は神社では大変縁起物ですので、より良い1年になると思います。」
■吉村アナウンサー
「めんたいワイドは繁盛しますか。」
■野上さん
「間違いなく繁盛すると思います。」
■吉村アナウンサー
「縁起物は30種類ほどあり、毎年入れ替えがあるということですが。」
■野上さん
「キッチンペーパーが入っている巾着袋と風呂敷です。」
■吉村アナウンサー
「毎年入れ替えるのはどうしてですか。」
■野上さん
「毎年お越しの方がたくさんいらっしゃいますので、新しいものを毎年準備して、よろこんでいただこうと思い入れ替えています。」
■吉村アナウンサー
「こうした境内のにぎわいは、朝から続いていました。」
■吉村アナウンサー
「こちら正面の鳥居になるんですが、この時間でもすでに鳥居の手前までずらっと参拝客の列ができています。」
およそ430年前から続く十日恵比須神社の「正月大祭」は、毎年1月8日から4日間行われる、博多の春の風物詩です。
名物の「福引」には、朝早くから参拝客が長い列を作りました。一番乗りで並んでいたのは、福岡県朝倉市でブルーベリーを育てている生産者です。
■ブルーベリーの生産者
「天候にも悩まされたところがあったので、豊作でありますようにと願いました。」
「福引」が始まると境内に当たりを告げる威勢のいい声が響き、縁起物を手に笑顔を見せる参拝客の姿が見られました。
■訪れた人
「みんなが健康に過ごせるようにと願いました。」
およそ30種類ある縁起物の中で、特に人気なのが大熊手です。
■野上さん
「これが大熊手といいまして、5000本に1本の確率で当たります。」
縦120センチ、横80センチ、重さ10キロほどもある、「福寄」と呼ばれる大熊手です。当たった人はその名の通り、「福をかき寄せる」といわれるそうです。
境内で、その貴重な熊手を持った人を見つけました。
■訪れた人
「欲張りすぎかなとは思ったが、もらえるものはもらって、全部かき寄せます。」
「正月大祭」はコロナ禍で一時規模を縮小しましたが、去年から通常開催に戻り、ことしは4日間でおよそ100万人が参拝に訪れる見込みです。
ことしの「正月大祭」に合わせ、初めてお目見えしたものもあります。
■野上さん
「正月大祭初となる“特別御朱印”となります。」
■吉村アナウンサー
「先ほどの熊手の柄。」
■野上さん
「そうです。大熊手の柄です。」
「正月大祭」限定の御朱印です。大きいサイズのものには、「福寄」がデザインされています。
■野上さん
「5000本に1本は必ず当てたいという思いが強いと思いますので、その気持ちをこちらに表現しました。ぜひ皆さんも、ことし飛躍していただいて、良き年となりますようにご祈念を申し上げます。」
■吉村アナウンサー
「こちらがその御朱印です。」
■野上さん
「はい、お早めにお越しください。」
■吉村アナウンサー
「さて、先ほどの場所から移動し、おみくじのエリアにいます。5種類が並んでいて、特に人気なのが、十日恵比須神社のオリジナルの『めでたいみくじ』です。博多弁で書かれてあります。」
■吉村アナウンサー
「では、参拝された人に話を聞いてみます。福引の縁起物はどこに飾りますか。」
■訪れた人
「会社の神棚付近に飾ります。」
■吉村アナウンサー
「どんな1年にしたいですか。」
■訪れた人
「ヘビのように、にゅるにゅるといきたいと思います。粘り強く、健康第一で。」
■吉村アナウンサー
「正月大祭は1月11日まで、十日恵比須神社で行われています。」