【白いゴボウ】水田で栽培される「水田ごぼう」 発祥の菊池市で収穫の最盛期
コメを収穫した後の水田を使って栽培される菊池市発祥の「水田ごぼう」が、収穫の最盛期を迎えています。
菊池市の川口晃範さんの田んぼでは、土に埋まったゴボウの収穫作業が行われていました。地中深くまでまっすぐ伸びる水田ごぼうは、若いうちに収穫されることで表面が白く、食感が柔らかいのが特徴です。JA菊池によりますと、名水百選にも選ばれた菊池渓谷から流れる豊富な水が決め手で、水洗い、選別をして3時間ほど 水に浸し、アク抜きしていることから、調理する際にアク抜きの手間が省けると消費者に好評だということです。
■JA菊池ゴボウ部会 川口晃範部会長
「菊池では酢ゴボウが一番メインになってくるかと思いますけど、家庭で普通に作っていただく分だと、スライスして素揚げして、塩で食べてもおいしいと思います」
今年は暖冬と春先の雨で例年より大きく育ったそうです。収穫は6月下旬まで続き、JA菊池管内では約700トンが関東や関西などに出荷される見込みです。